リバプール、冬に128億円の“実力派MF”獲得へ動く? 専門メディアが可能性に注目
リバプールは冬の移籍市場に向けて110億円の補強資金を確保
イングランド1部リバプールは今夏の移籍市場で中盤の顔ぶれを一新したが、“6番”のポジションの適任者についてはさらなる新戦力を求めているようだ。リバプール専門メディア「Anfield Watch」によれば、フルハムのポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ獲得の可能性を探っているようだ。
リバプールは今夏の移籍市場で前キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョといったレギュラークラスを筆頭に中盤の選手が次々に退団した。
それと入れ替わる形で、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターやハンガリー代表MFドミニク・ソボスライを補強。さらに移籍市場終盤には日本代表キャプテンのMF遠藤航、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフもチームに加えた。
積極的な補強を展開したとはいえ、エクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラヴィアといった有力候補の獲得に失敗したこともあり、特に中盤の深いポジションで守備をこなす“6番”が本職の選手は遠藤のみという状況。現在はマック・アリスターがそのポジションで試され、遠藤がバックアップで控えている。
そうしたなかでリバプールは新たな6番の候補としてフルハムのパリーニャをリストアップしているという。ボール奪取力やタックルの鋭さに定評があるハンタータイプの選手だ。
今夏にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへの移籍に迫ったが、メディカルチェックが完了していたにもかかわらず、フルハム側が代役の確保に至らなかったことから取引は成立目前で破談となっていた。ステップアップは叶わなかったが、その実力はビッグクラブからのお墨付きだ。
パリーニャは9月に1年の延長オプションが含まれた2028年までの新契約にサインしたばかりだが、報道によれば契約に放出条項は含まれておらず、移籍金は7000万ポンド(約128億円)と見込まれている。
リバプールはすでに冬の移籍市場に向けて6000万ポンド(約110億円)の補強資金は確保しており、サウジアラビアからの関心が耐えないエジプト代表FWモハメド・サラーの去就問題の行方次第ではさらなる資金を手にする可能生があるという。チームの財政次第では冬にパリーニャ獲得に動く可能性もあるようだ。
6番の適任者を求めるリバプール。夏に続いて、この冬にも中盤に新戦力を迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)