日本代表DFが語る“対峙したサラーの怖さ” 体感した世界レベルは「一瞬でも気を抜いたら裏をやられる」

ELリバプール戦に出場した町田浩樹【写真:ロイター】
ELリバプール戦に出場した町田浩樹【写真:ロイター】

町田浩樹、サラーとの攻防は「緊張感があった」「すごく刺激的だった」

 日本代表は10月11日、国内で国際親善試合2試合に向けて全体トレーニングを実施した。トレーニング後にDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が囲み取材に対応。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でマッチアップしたリバプールFWモハメド・サラーについて「ボールを持ってからというより、少しでもボールウォッチャーになったら裏に走ってくるし、動き出すタイミングというのはすごいなと思った」と振り返っている。

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 町田は9月に行われたトルコ戦(4-2)でA代表での初出場を飾った。2失点したものの、デビュー戦とは思えぬ落ち着きを見せていた。「比較的緊張せず、リラックスして入れたんですけど、攻撃面ではちょっと安パイなプレーを選択してしまった」と反省を述べた町田は、13日のカナダ戦、17日のチュニジア戦に向けて「今回は2回目ということもあって、もっともっと失敗を恐れず、チャレンジしたプレーをしたい」と意気込みを見せた。

 ベルギーに活躍の場を移して1年9か月が経ち、10月5日のELグループステージ第2節リバプール戦(0-2)では先発フル出場を飾った。欧州に渡って初となるビッグクラブとの対戦となったなかで、対峙したサラーについて印象を尋ねられると、世界最高レベルの体験を興奮気味に振り返った。

「一瞬でも気を抜いたら裏をやられるし、そこにしっかりパスも出てくる。緊張感があった。ボールを持ってからというより、少しでもボールウォッチャーになったら裏に走ってくるし、動き出すタイミングというのはすごいなと思った。本当に気を抜いたらやられるという試合だったので、すごく刺激的だった」

 リバプールというビッグクラブとの対戦については「一番感じたのは、自分たちがボールを奪った時にすぐに2、3人に囲まれるというのがすごく多くて、なかなか自分たちの攻撃のターンにできなかった。中盤の選手の密集の速さ、トランジションの速さはすごかった」と振り返り、「その中で航くんはやっている。自分もあのレベルまで到達しなければと思った」と、今季からリバプールに所属しているMF遠藤航に刺激を受けたと明かしている。

 身長190センチで左利きのセンターバックは、世界的に見ても稀少価値の高い存在だ。ベルギーで結果を出し、さらなるステップアップを成し遂げることができれば、日本代表にとってもポジティブな材料となることに間違いないだろう。

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