フットサル日本代表、2連勝でアジアカップ予選突破! 連覇懸かる本大会の出場権獲得
海外組のFP内田隼太が2ゴール1アシストでチームの全3得点に絡む
フットサル日本代表は10月11日にAFCフットサルアジアカップ予選の第2戦でフットサルチャイニーズ・タイペイ代表と対戦した。初戦でフットサルオーストラリア代表に4-0で勝利している日本は、この試合に7点差以内であれば負けても本大会出場を決められる状況だった。
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木暮賢一郎監督は、GKフィウーザ・ファビオ、FPオリベイラ・アルトゥール、FP吉川智貴、FP清水和也、そして19歳のFP原田快をスターティングファイブとしてピッチに送り出した。
序盤からボールを保持する日本だが、相手を押し込みながらも横パスがズレるなど、なかなか攻撃で良い形を作れない。それでも第1ピリオド7分に右サイドをFP内田隼太が突破して、中央のFP平田ネトアントニオマサノリにパス。平田がGKも外してシュートをゴールに決め、日本が先制した。
リードを奪った日本だが、攻撃のちぐはぐさは変わらない。それでもオーストラリア戦(2-3)から中1日のチャイニーズ・タイペイを押し込み、シュートチャンスを作り出す。しかし、FP金澤空のシュートがクロスバー、平田のシュートが右ポストを叩くなど、追加点を挙げることができない。ようやく第1ピリオド17分、コーナーキックから内田が追加点を決めて日本はリードを2点に広げたが、格下の相手に対して躍動感の感じられない第1ピリオドとなった。
第2ピリオドのスタートから日本は内田、石田、堤、そしてFP内村俊太と大きくセットを入れ替えてくる。4人が一列になるクワトロの戦術でチャイニーズ・タイペイの守備を崩そうとするが、サイドでの1対1でなかなか勝てずに攻撃は停滞する。セット交代を行い、アルトゥール、吉川、原田、平田のセットになると、チャンスができ始める。それでもアルトゥールのパスを受けて右を突破した吉川の折り返しから平田が放ったシュートが右に逸れるなど、3点目が遠い。
木暮監督はさまざまな選手を組み合わせてピッチに送り出す。ようやく第2ピリオド14分、高い位置でボールを奪った吉川のパスを受けた内田がこの試合2点目を挙げて3点目を決めた。
このまま日本は3-0で勝利。課題も残す内容となったが、最も必要だった2勝という結果を得て、2連覇のかかるアジア杯の出場権を獲得している。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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