トルシエ率いるベトナムは「“第2の日本”のよう」 中国メディアは羨望の眼差し「あの流暢なポゼッションは…」

ベトナム代表を率いるフィリッペ・トルシエ監督(写真左)【写真:Getty Images】
ベトナム代表を率いるフィリッペ・トルシエ監督(写真左)【写真:Getty Images】

ベトナムは0-2で中国に敗れるも、ボール支配率63%を記録

 中国代表は10月10日、中国・大連市で開催された国際親善試合でベトナム代表と対戦し、2-0で勝利した。

 ベトナムは中国戦には敗れたものの、平均年齢24歳と若いメンバー構成ながら、アウェーの地でボール支配率63%を記録。パスや連係面などで高い個人技術を見せた。

 中国のサッカージャーナリストで、中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」でフォロワー340万人を誇る潘偉力(パン・ウェイリー)氏は、「ベトナムはますます『第2の日本』のようだった。あの流暢なポゼッションは、我が国はいつになったら習得できるのだろう」とベトナムを高評価。多くの中国人ファンも、「日本みたいだ」「日本の2軍か」との感想を述べている。

 それもそのはず、現在のベトナム代表監督は2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督なのだ。

 トルシエ氏は2018年からベトナムに渡って育成関連の指導を行い、19年からU-19ベトナム代表、U-23ベトナム代表を経て、今年からベトナムA代表監督に就任。今回の代表チームも数年前から育てた若手選手が多い。

 元々ベトナムはフィジカル的特徴(背があまり高くないが器用で生真面目)など日本に似ていると言われたことがあったが、それに加えてトルシエ氏の育成で、ベトナムがより「日本化」していくかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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