日本サッカーの「アジア大会は練習場と化した!」 男女代表レベルを中国総括「女子はもっと恐ろしい」

金メダルを獲得した女子日本代表【写真:ロイター】
金メダルを獲得した女子日本代表【写真:ロイター】

中国メディアが大会総括、好成績の男女日本サッカーに脚光

 中国・杭州で開催されたアジア競技大会が閉幕。日本サッカーは男子が銀メダル、女子は金メダルを獲得した。男女とも主力メンバーを欠くなかでも好成績を収めた戦いぶりに、中国メディアは今大会を総括した記事において改めて脱帽の声を上げている。

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 男子代表は、大会規定に定められた24歳以下のメンバー構成ではなく、来年のパリ五輪に向け戦力の底上げを図った側面から、22歳以下のチームとして出場。大学生10人が含まれるなど、実質“Bチーム”で臨んだなか宿敵・韓国代表との決勝戦まで駒を進めた。

 一方の女子代表も、今夏のワールドカップ出場メンバーはFW千葉玲海菜のみと実質“2軍”の構成ながらもグループステージから決勝戦までの6試合で39得点をマーク。18歳MF谷川萌々子、17歳DF古賀塔子といった今後の女子代表を担う若きタレントたちが躍動する姿も見られた。

 男女とも新戦力の発掘に主眼を置いたなか、中国メディア「sohu」は「日本は全力を出さずメダルに興味なし、アジア大会は階層別の練習場にと化した!」と見出しを打ち、「トップアスリートはアジア大会に向けて余分な調整をしない」として日本サッカーの男女に目を向けている。

 記事では、男子のU-22日本代表について「若いセカンド選手を起用したとはいえ、日本は力強さで勝っており、大した試練もなくあっさり決勝進出を果たした」と称賛。さらに「女子サッカー日本代表はもっと恐ろしいチーム」と表現し、国際経験に乏しい選手たちがしっかり結果を残した事実に脚光を当てた。

「準決勝の中国戦の先発メンバーのうち、日本チームの平均年齢は22歳未満。日本女子サッカー監督の池田太氏ではなく、U-19女子サッカー監督の狩野倫久氏が務め、『大人と子供』の一騎打ちは日本の10代のグループが前半で試合を終わらせた」

 今回のアジア大会で選手層の厚さを見せつけた男女の日本サッカー。今後、来年のパリ五輪出場権を懸けた予選が控えるなか、アジアの頂点に辿り着いた日本女子の実力に中国メディアは何より衝撃を受けていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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