パリ五輪は「日本が侮れない」 2歳年下でアジア大会準V…来年の“本番”を韓国警戒「22人のうち10人は大学生」

U-22日本代表は大学生中心メンバーで奮闘【写真:ロイター】
U-22日本代表は大学生中心メンバーで奮闘【写真:ロイター】

日本は22歳以下、韓国は24歳以下+オーバーエイジで大会に臨んだ

 中国・杭州で開催されたアジア競技大会は、10月7日に男子サッカー決勝でU-22日本代表が韓国と対戦。前半わずか2分で日本が先制点を挙げたが逆転を許し1-2の敗戦。前回大会に続き、決勝で韓国に敗れての銀メダルとなった。韓国メディアは、U-22で臨んだ日本について、来年の五輪は「侮れない」と警戒した。

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 パリ五輪を目指す22歳以下世代を率いる大岩剛監督の下で2010年以来の金メダルを目指した日本。今月にU-22メキシコ代表、U-22アメリカ代表と国際親善試合を行うメンバーとは別に、大学生なども多く交えて今大会に向けた構成のチームになった。

 一方の韓国は24歳以下の世代で、オーバーエイジ枠も活用。金メダル獲得で兵役免除という韓国の事情もあり、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属のMFイ・ガンインも今大会に参加していた。

 試合は前半2分にFW内野航太郎のゴールで日本が幸先良く先制。しかし同27分、クロスからドイツ1部シュツットガルトでプレーするMFチョン・ウヨンに頭で叩かれて同点ゴールを献上した。後半11分には中央から崩され、こぼれ球をFWチョ・ヨンウクに押し込まれて1-2とリードを許し、そのまま敗れた。

 韓国紙「世界日報」は「日本の『大学生サッカー選手』でアジア大会を強行…『22歳以下だけで構成』」と見出しを打って、「来年の五輪に向けたスケッチ」と、パリ五輪での活躍を警戒。「今回のアジア大会は24歳以下の選手で構成できるが、大岩監督は2歳年下の22歳以下選手だけで構成した。さらに日本代表チーム22人のうち10人は大学リーグで活動中の選手。今回のアジア大会に出たのは『大学生サッカー選手』なのだ。日本は年齢制限のないオーバーエイジも起用しなかった」と報道した。

 さらに「このような事実を知っている人からは『今回のアジア大会で韓国が金メダルを取って嬉しいが、来年のパリ五輪の時は日本が侮れない。五輪の韓日戦がもっと楽しみだ』と話している」と、海外組なども招集される可能性がある五輪本番での対戦を心待ちにしているようだ。

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