久保建英を抑えたアトレティコの守備にスペイン注目 「シメオネによって輝きを放てず」
前半アディショナルタイムのオヤルサバルへのクロスが一番の見せ場
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、10月8日に行われた敵地でのラ・リーガ第9節アトレティコ・マドリード戦(1-2)で先発出場するも後半20分で途中交代。スペインメディアは「シメオネの素晴らしい守備アプローチによって久保は輝きを放てなかった」と伝えている。
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久保が右サイドで先発出場した一戦は、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコが5-3-2のブロックを敷き、堅い試合を展開。そのなかで前半22分、スペイン代表MFコケのロングフィードに、ブラジル人FWサムエウ・リーノが反応。左サイドを突破し、鋭い左足シュートでそのままニアサイドをぶち抜いて先制点を奪った。
久保が仕掛けようとすると、ファーストディフェンダーのほかに、すかさずカバーが来て、縦も横も切られる状態。それでも、久保は前半アディショナルタイムに右サイドからピンポイントクロスを入れてチャンスを作ったが、スペイン代表FWミケル・オヤルサバルのヘディングシュートは枠を捉えることができなかった。
1点ビハインドで折り返した後半9分、久保は右サイドからのカットインで左足シュートを放つも相手のブロックに遭ってゴールならず。スコアが動かないまま、同20分に久保はスペイン人MFカルロス・フェルナンデスと交代。今季リーグ戦では開幕節ジローナ戦(1-1)の72分を下回る、最短での交代となった。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、久保は65分間のプレーでボールタッチ41回、パス成功23本中20本(成功率87%)、クロス2本中1本成功、ビッグチャンス創出1回、地上戦デュエル10回中3回勝利、ポゼッションロスト12回と、アトレティコの守備に苦戦した久保。チームも1-2で敗れ、悔しいゲームになった。
スペインのデジタル新聞「エル・コンフィデンシャル」も、「ディエゴ・シメオネ(監督)の素晴らしい守備アプローチによって久保建英は輝きを放てなかった」「久保を抑えたアトレティコ」とレポートしていた。