三笘薫、リバプール戦でアーノルドに“完敗” 海外指摘「日本のウインガーに限界あった」
昨季対戦時にドリブルで翻弄も…今季初対戦ではアーノルドに軍配
イングランド1部ブライトンは10月8日、プレミアリーグ第8節でリバプールと対戦し、2-2の引き分けに終わった。日本代表MF三笘薫は先発フル出場も、相手の徹底マークに遭い不発に。昨季対戦時に完勝していたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとの勝負でも“完敗”の評価が下っている。
6位ブライトンが4位リバプールをホームに迎えるこの一戦で、三笘は今季リーグ戦6度目となる先発入り。4-2-3-1システムの2列目左サイドでの起用となったなか、前半からスペースを消される対策を講じられたうえ、5日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ・マルセイユ戦(2-2/アウェー)からの連戦とあって動きにキレを欠いた。
後半に入ると敵陣左サイドでボールを持つ場面が増え、同23分にはペナルティーエリア内でシュートチャンスが到来。フリーで迎えた最大の好機だったが右足で放ったシュートはゴール枠に飛ばせず、ボールがオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの手にヒットしハンドを主張も、PK判定には至らなかった。
この試合では、昨季対戦時にドリブルで翻弄したアーノルドとのマッチアップが注目ポイントの1つとなったが、後半35分に途中交代となった相手を崩し切るシーンは皆無に等しく、インパクトを欠く出来に。現地での評価もアーノルドに軍配が挙がったと見る評価が占めている。
英地元紙「リバプール・エコー」のポール・ゴースト氏は自身のX(旧ツイッター)上で「トレント・アレクサンダー=アーノルドがミトマを相手にファインゲームを見せている。70分のマークに近づくにつれて、日本のウインガーには限界があった」と、両者のパフォーマンスに明暗が分かれたことを指摘した。
また、リバプール専門メディア「Liverpool.com」などで執筆する英国の記者ベンス・ボクサーク氏も公式Xで「今日のトレント・アレクサンダー=アーノルドは素晴らしかった。ミトマ相手に本当に良い仕事をした。昨シーズン、彼はブライトン戦で苦戦したが、今日は堅調に見えた」とし、三笘が苦戦した事実を記している。
ボクサーク氏によると、アーノルドはこの試合で3回中3度のタックル勝利、ボールリカバリー8回、インターセプト1回、5回中3度のデュエル勝利をマーク。三笘との今季初対戦では、完勝を印象づけた。
(FOOTBALL ZONE編集部)