「日本や韓国とはまだ大きな差がある」 中国、男子代表OBの「10年以内にW杯再出場」予想発言が波紋

準々決勝で韓国代表に0-2で敗れた中国代表【写真:ロイター】
準々決勝で韓国代表に0-2で敗れた中国代表【写真:ロイター】

元中国代表FWハン・シギ氏の発言で議論勃発

 U-24サッカー中国代表は、母国で開催されたアジア競技大会において準々決勝で韓国代表に0-2で敗れ、ベスト8に終わった。中国代表OBは「10年以内にワールドカップ(W杯)の舞台に戻ると予想されている」と発言して議論を呼んでいる。中国大手メディア「SOHU」が伝えた。

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 中国は劣勢を強いられた韓国戦で0-2と敗れ、ベスト8敗退となった。グループリーグでポジティブな戦いを見せていただけに、悔しい結果となったなか、現役時代に中国、イングランド、ウェールズ、香港でプレーした元中国代表FW范志毅(ハン・シギ)氏が中国の番組で「中国は10年以内にW杯の舞台に戻ると予想されている」と発言して議論を呼んでいる。

 中国は1部スーパーリーグのレベル低下が顕著。AFCチャンピオンズリーグ(CL)などアジアサッカー連盟(AFC)管轄の国際大会でも中国のクラブは目ぼしい成績は残せていない。記事では、「有能な若手を輩出する効果的な育成システムにも欠ける」と指摘しつつ、ハン・シギ氏のコメントに対して見解を述べている。

「中国は日本や韓国、サウジアラビア、イランといったアジアのトップチームとの間にはまだ大きな差があり、短いスパンで見てこの差を縮めることはできていない。現在の中国サッカー界全体の環境を踏まえ現実的に、自力でW杯の切符を手に入れるには10年以上かかるかもしれない。2回目のW杯出場は、W杯招致に成功することが最も現実的な方法ではないかと考えている。私たちと同じように中国サッカーを追いかけているファンの多くは、中国チームが実力でワールドカップに出場できるとはあまり思っていないと思う。しかし、もし中国が10年間の努力と苦労を経て、本当に実力でW杯の決勝トーナメントに進出することができたら、中国のファンはきっと喜ぶだろう」

 中国サッカー界が、今後どのようにレベルアップを図っていくのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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