「何としてもタイトルを取る」 柏MF戸嶋、先制弾で11大会ぶり決勝進出に貢献「気持ちを示せて良かった」
天皇杯の準決勝でJ2熊本相手に4-0の快勝
第103回天皇杯全日本サッカー選手権は10月8日に準決勝が行われ、第1試合では柏レイソルがロアッソ熊本に4-0で勝利。柏のMF戸嶋祥郎は「勝って決勝にいくという気持ちを示せて良かった」と充実感を見せた。
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第92回大会以来の優勝を目指す柏は今季リーグ戦でJ1残留争いに巻き込まれる苦しい戦いを続けているが、この天皇杯では下位カテゴリーとの戦いを順当に勝ち上がり、J1勢では北海道コンサドーレ札幌と名古屋グランパスに勝利してきた。
試合開始直後、中盤のルーズボールに柏の戸嶋と熊本のDF大西遼太郎が反応すると、頭同士が接触。戸嶋が先にボールを触っていたことで大西にイエローカードが提示されたプレーだったが、出血した大西は止血を施しヘッドバンドを装着してプレー続行という激しい立ち上がりになった。戸嶋は「開始10秒程度で接触があったけど、お互いにその後もプレーできて良かった。激しい戦いになるのは予想していたので、想定済みでプレーできた」と試合後に振り返った。
そして前半9分、柏は戸嶋が敵陣でボール奪取するとFW細谷真大にパス。細谷が左サイド深くまで進出するとファーサイドにクロスを入れ、マークを外した戸嶋がヘディングで押し込んで先制に成功した。戸嶋は「何としてもタイトルを取る。天皇杯はその先にACL(AFCチャンピオンズリーグ)もあるので、そこを目指して勝って決勝にいくという気持ちを示せて良かった。個人的にも結果を残したかった。セカンドボールを常に狙っていく意識を持っていたので、ゴールにつながって良かった」と充実感のある表情で振り返った。
これで11大会ぶりの優勝を目指す舞台にコマを進めた。強度のある戦いを見せたチームについて「90分間続けられたのは良かったし自信につながると思う。残りのリーグ戦と天皇杯を勝ち続けられるように頑張りたい」と、戸嶋は話していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)