C大阪移籍が浮上した元韓国代表エース FCソウル側は「チームを離れることはない」と断言

W杯出場3回、アーセナルやモナコにも所属

 今季のパク・チュヨンは特にケガもなく、リーグ34試合に出場して10ゴールと好調を維持。来季もFCソウルに必要な選手であることは間違いない。というのも、パク・チュヨンと絆の深い元FCソウル監督のチェ・ヨンス(現在は中国の江蘇蘇寧監督)が抜け、長らくFCソウルでプレーしたFWチョン・ジョグク(光州FC)などもいないことから、クラブ側としては経験豊富な柱を失いたくないのが本音だろう。

 パク・チュヨンは2005年にFCソウルでプロデビュー。08年にフランスのASモナコ、11年にはイングランドのアーセナルなどでプレーした。韓国代表としてワールドカップに三度出場し、ロンドン五輪にはオーバーエージ枠で出場。15年に古巣のFCソウルに戻り、今季もエースナンバー「10」を背負い、12年以来6度目のリーグ優勝に貢献した。

 そんな絶大な存在感を放つストライカーは、来季Jリーグの舞台に立つのだろうか。地元メディアではFCソウル側が残留を確信する様子が報じられていたが、これまで多くの韓国人選手がプレーし、来季からユン・ジョンファン新監督が就任するだけに、その動向から目が離せない。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング