日韓戦勝利のU-24韓国代表、金メダル獲得で22人中19人が兵役免除 「特例の恩恵を受けた」

韓国代表が逆転勝利でアジア競技大会3連覇を達成【写真:ロイター】
韓国代表が逆転勝利でアジア競技大会3連覇を達成【写真:ロイター】

アジア大会の男子サッカー決勝でU-22日本代表に勝利、19選手が兵役免除に

 中国・杭州で開催されているアジア競技大会は、10月7日に男子サッカー決勝でU-22日本代表がU-24韓国代表と対戦し、逆転を許して1-2で敗れた。韓国は金メダル獲得によって「韓国選手22人のうち、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)ら19人が兵役免除の特例の恩恵を受けた」と韓国メディアが報じている。

 試合は前半2分、FW内野航太郎のゴールで日本が幸先良く先制したが、同27分にクロスからドイツ1部シュツットガルトでプレーするFWチョン・ウヨンにヘディングで決められて1-1のまま前半は終了。後半11分には中央から崩され、こぼれ球をMFチョ・ヨンウクに押し込まれて1-2とリードを許し、そのまま敗れた。

 22歳以下の世代で構成された日本に対して、韓国は24歳以下の世代でオーバーエイジ枠も活用。韓国紙「朝鮮日報」は「日本は土壇場で攻め込んで同点ゴールを狙ったが、試合終了のホイッスルが鳴った。韓国選手たちは歓喜し、優勝の喜びを満喫した」と報じた。

 また「今回の金メダル獲得で韓国選手22人のうち、イ・ガンイン(PSG)ら19人が兵役免除の特例の恩恵を受け、(兵役中の)チョ・ヨンウクは早期除隊することになった。GKのキム・ジョンフンは尚武で兵役を終え、主力のGKイ・グァンヨンは膝十字靭帯の負傷ですでに免除を受けている」と伝え、兵役免除の恩恵にも触れていた。

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