「北朝鮮が突然崩壊した」 日本女子、6分3発の“挽回劇”に中国驚き「世界トップクラス」
アジア大会で2大会連続金、北朝鮮を下した日本の戦いぶりに中国脚光
日本女子代表は10月6日、中国・杭州で開催されているアジア競技大会の女子サッカー決勝で北朝鮮女子代表を4-1で下し、前回大会に続く金メダルを獲得した。前半10分に幸先良く先制も、北朝鮮の圧力をかわせず防戦に転じる時間帯も。それでも劣勢を跳ね除け頂点に立った戦いぶりに中国メディアは「世界トップクラス」と熱視線を送っている。
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日本は前半10分、右サイドからFW山本柚月が逆サイドで背後を取ったMF中嶋淑乃に絶妙なラストパス。中嶋は飛び出してくるGKを上手く外したシュートを決め先制点を奪った。しかし同38分、中盤でのミスからショートカウンターでサイドを使われた流れで同点ゴールを奪われると、北朝鮮の攻勢に晒される。
1-1のまま前半を折り返して迎えた後半、出足の鋭い北朝鮮の圧力を受け、幾度となくゴール前に攻め込まれるシーンが頻発。それでも、GK浅野菜摘の好守や17歳センターバックの古賀塔子の冷静な判断が光る鉄壁の守備で耐え凌ぐと、後半21分、左コーナーキックからFW大澤春花が勝ち越しゴールを奪う。
その3分後にはMF谷川萌々子、後半27分にもFW千葉玲海菜が加点し、4-1で快勝。前回の2018年大会に続く金メダルで、大会史上初の連覇を達成した。劣勢のなか、6分間で3発を叩き込んで勝利を手繰り寄せた挽回劇に中国大手メディア「SOHU」も驚きを隠せず「日本女子チームの戦術能力は世界トップクラスで、極度の不利な状況でも非常に冷静にプレーする」と伝えている。
さらに記事では「日本チームは3回の攻撃で3得点を奪い、6分以内に試合は終わった。北朝鮮チームの守備が突然崩壊した。この試合の流れからすれば、我が中国女子サッカーチームは日本女子サッカーチームに敗れたが、実に順当な敗北だった」と指摘。中国女子代表は今大会で銅メダルを獲得も、準決勝で3-4のスコアで屈した日本との実力差に脚光を当てていた。