フットサル日本代表、フットサルアジア杯予選のオーストラリア戦に向けて調整
GK黒本ギレルモの体調不良により、GKピレス・イゴールを緊急招集
フットサル日本代表は10月6日、翌日に控えるAFCフットサルアジアカップ2024の1次予選フットサルオーストラリア代表との試合に向けた公式練習を、台北市立大学天母校区体育館で行った。
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地元のチャイニーズ・タイペイが練習を冒頭のみの公開にしたなかで、日本は1時間の練習をフルで公開。GK黒本ギレルメの体調不良により、急遽、チャイニーズ・タイペイ入りしたGKピレス・イゴールを含めた全14選手が汗を流している。
2024年のアジアカップは、同年にウズベキスタンで開催されるフットサル・ワールドカップ(W杯)の予選も兼ねている。その意味では今回のアジア杯1次予選は、日本が史上初の8強進出を目指すW杯へ続く第一歩となる。
2021年にリトアニアで開催されたフットサルW杯に出場した日本だが、この時は新型コロナウイルスの影響により、予選が開催されなかった。過去の実績によって2大会ぶりのフットサルW杯出場権を獲得している。そのためW杯予選を戦うのは、まさかの敗退を喫した2016年の時以来、実に7年ぶりのこととなる。
2016年のアジア杯にも出場していたメンバーであるFP吉川智貴は、「いろいろな思いはありますけど、落ち着いていますし、やるべきことをやるだけかなと思います」と、自身にとっても2度目となるW杯予選に向けて気を引き締める。
今回は、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイという日本からすると格下となる相手との対戦になり、内容と結果で圧倒することが期待されるが、「そんな考えは全然ないですね」と否定した。
「自分はいろいろ経験しているんで。この大会は良い内容で試合をすることはもちろん望んでいますが、それ以上に大事なのは結果。別に1-0で勝つなら、1-0でいい。特に圧勝ということは考えていないし、そんなに甘くないと思う。結果にはこだわりますが、得点をいっぱい取らなきゃとかは、逆に考えると痛い目に合うので、そこは一番考えてはいけないし、今のところ、誰も考えていないと思う」と、とにかく勝利だけを追求する考えを示した。
日本は7日にオーストラリアと対戦した後、11日にチャイニーズ・タイペイと対戦する。グループ1位になれば、来年のアジア杯出場が決まることとなる。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
Futsal X
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