アジア大会の決勝で「日本のトラウマの克服」へ リベンジに燃える韓国に母国メディア脚光「悪循環が繰り返されている」
さまざまなカテゴリーで近年負け越している韓国がリベンジを目指す
中国・杭州で行われているアジア競技大会のサッカー男子・決勝で、U-22日本代表とU-24韓国代表が対戦する。近年、さまざまなカテゴリーで日本との対戦を落としている韓国は、「金メダルをかけ日本のトラウマの克服」を目指しているという。
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今大会の準決勝で、ウズベキスタンを相手に苦しみながらも2-1で勝利した韓国。対する日本も同日の準決勝で香港を4-0で破り、前回大会(2018年インドネシア・ジャカルタ大会)に続く2大会連続で同カードの決勝戦が決定した。
18年の試合では韓国に軍配が上がったが、ここ最近の“日韓戦”で同国は厳しい結果となっている。韓国の総合ニュースサイト「news1」は「韓国サッカーは最近、A代表、年代別代表問わず、日本に大敗を喫している」と報じ、A代表が2021年3月の親善試合、22年7月のE-1選手権をともに0-3で落とした事実を振り返る。
また22年6月のU-23アジアカップ準々決勝でも、同世代の韓国代表が日本に0-3で完敗。今年9月に行われた大学サッカー界伝統の日韓戦「DENSO CUP SOCCER 第22回大学日韓(韓日)定期戦」では、全韓國大学選抜が全日本大学選抜に1-2で敗れ、韓国開催の定期戦で初黒星の結果となっている。
こうした背景を受け、母国メディアは「日本との対戦で自信を失い、負担が増えるという悪循環が繰り返されている。だから、今回の日韓戦はより重要だ」と、意気込みを露わに。「連敗した苦い思い出がある。金メダルを争うこの決勝で、その悪いループを断ち切らなければならない」と重要な一戦を伝えている。
「監督のミッションは日本のトラウマの克服」と命題を掲げたなか、MFホン・ヒョンソクも「日本への借りを返したい」とやる気に満ち溢れているという。リベンジを狙う韓国との対戦は、日本も「油断は禁物」だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)