遠藤航、なぜ前半45分でクロップ監督は交代決断? 英紙予想「日曜日の試合のスタメンに名を連ねる可能性がある」
週末のプレミアリーグ・ブライトン戦を見据えて決断か
イングランド1部リバプールは、現地時間10月5日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節でベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)と対戦し、2-0で勝利した。日本代表MF遠藤航は今大会2試合連続で先発出場。ハーフタイムで交代を告げられたが、これは週末のプレミアリーグ第8節ブライトン戦での先発起用への布石だと現地メディアは指摘している。
ユニオンSGの日本代表DF町田浩樹もスタメン出場で日本人対決が実現したこの試合。リバプールは前半終了間際の44分にカウンターからオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが左足で先制点をゲット。オランダ代表MFは加入後初得点となった。
1-0で迎えた後半終了間際にはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが追加点を決めてダメ押し。リバプールはこれでEL開幕2連勝となり、グループE首位に立っている。
遠藤はMFハーベイ・エリオット、フラーフェンベルフとともに中盤3枚の1人として前半45分間を通じて堅実なパフォーマンスを披露し、勝利に貢献した。
英地元紙「リバプール・エコー」は、「遠藤は45分間の出場だったが、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マック・アリスターと並んで日曜日の試合のスタメンに名を連ねる可能性があることを示す十分な働きだった」と評価。遠藤をハーフタイムで下げたユルゲン・クロップ監督の采配について「この試合で、ユルゲン・クロップ監督の最も示唆に富む決断は遠藤をハーフタイムで交代させたこと」と伝えている。
ELで遠藤が早々に交代されたのは、プレミアリーグでの先発起用を見据えたものだと予想されている。リバプールは今週末の10月8日にプレミアリーグでブライトンと対戦する。MFカーティス・ジョーンズが前節トッテナム戦(1-2)と退場となり、3試合の出場停止を受けているため、その代役の人選が注目を集めていた。
そしてブライトンには日本代表MF三笘薫が所属している。遠藤はこのELに続き、再びの日本人対決も期待される一戦でスタメン座を与えられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)