「日本に大敗」も…快進撃の香港が初の表彰台へ残す可能性 母国紙が抱く期待「銅メダルをかけて戦う」

U-24香港代表は日本に0-4で敗れベスト4敗退(写真は9月の親善試合のもの)【写真:Getty Images】
U-24香港代表は日本に0-4で敗れベスト4敗退(写真は9月の親善試合のもの)【写真:Getty Images】

サッカー競技で初のメダル獲得の可能性を残す香港

 U-24香港代表は、中国・杭州で行われているアジア競技大会のサッカー男子の準決勝で日本に敗れて決勝進出を逃した。それでも、同大会サッカー競技で初のメダル獲得の可能性を残す香港について、母国メディアも快進撃を取り上げている。

 今大会、ウズベキスタン、シリア、アフガニスタンと同組の予定だった香港だが、直前にシリアとアフガニスタンが出場を辞退。開幕前に決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント1回戦ではパレスチナを1-0で破り、1958年大会以来のベスト8進出を決めると、準々決勝ではFIFAランクで120位も上のイラン(同21位)を破ってきた。

 迎えた準決勝で日本と激突した香港は、前半を0-1で凌ぎ後半の逆転へと望みをつなぐ。しかし後半に足をすくわれ3失点。結局0-4で日本との対戦に敗れている。

 香港の英字紙「South China Morning Post」は、「香港のサッカー、準決勝で日本に屈辱的な敗戦」とこの結果を取り上げつつ「香港にとって歴史的な1日となった。香港の選手たちがアジア大会における過去最大のメダル獲得数を更新した。男子サッカーチームは日本に大敗を喫し、次戦で銅メダルをかけて戦う」と報じている。

 同紙によると、香港は今大会の全競技の合計メダル数が、前回大会の46個のメダルを抜いて過去最高の成績になっているという。ウズベキスタンとの3位決定戦を残す男子サッカーも、初の銅メダル獲得の可能性がある。

 今大会アジアで大きな躍進を遂げている香港の各スポーツ。サッカーもまだメダルの可能性を残すだけに、期待値は十分高いようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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