クロップの発言に兄ギャリーが早速反撃

　クロップ監督は、ライバルチーム出身の兄弟に宣戦布告した。特に兄のギャリーは昨季スペイン1部バレンシアの監督に就任したが、黒星続きでスペインでは「監督失格」の烙印を押された挙句、28試合で解雇された。そのため、指揮官として実績を残してきたドイツ人の名将の発言は痛烈に響いた。

「私は彼らと話をすることがない。ジェイミー・キャラガーも、マンチェスター・ユナイテッドの選手についてすごく前向きな話をすることがないのは理解している。間違いなく、ネビル兄弟はリバプールが嫌いなようだ。いずれにせよ、自分はツイッターをやっていないので、自分に何か言いたければ、ツイッターはなんの役にも立たないと彼に言っといてくれ」

　闘将は解説者を務めるリバプールOBの元DFキャラガーの例も出し、ネビル兄弟への批判を展開した。

　一方、指導者としての大失敗という痛いところを突かれたギャリーは、ツイッターで「ハハ。自分はシェフじゃないけれど、いいステーキについては知っているよ」と早速反撃している。リバプールは現在3位。ユナイテッドは6位でジョゼ・モウリーニョ監督は苦しい戦いを続けているが、ギャリーは早くも優勝が厳しくなっている古巣の代理戦争を展開することになるのだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images