中国女子サッカー、日本に敗戦で母国は嘆き節止まず 「3軍にすら勝てない」「システムの遅れを認めないと」
アジア大会の準決勝で日本に3-4で敗戦
中国・杭州で開催されているアジア競技大会の女子サッカーは、10月3日の準決勝で日本女子代表が開催国・中国代表に4-3で勝利し、決勝へ駒を進めた。
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現役時代に日本でプレーしたこともある中国女子代表の水慶霞(スイ・チンシャー)監督は、「勝てなかったことに責任を感じる。前半のスコア(1-4)は焦りもあったが、後半は調整したことで持ち直した」と日本戦を分析。「日本の戦い方に学ばなければならず、私と選手たちは今回の敗北から、どのようにして試合に臨み、精神面を調整するかを学ばねばならない」と続けた。
ただ、今年開催された女子ワールドカップ(W杯)に出場した選手を多く揃えた開催国の中国が、若手主体の日本にホームで敗れたことに、多くのファンは「日本の3軍にすら勝てないのか」と嘆き声も多い。
スポーツジャーナリストの勇方方(ヨン・ファンファン)氏は、「日本は3軍、スタメンの4人は20歳未満。中国フル代表が日本のユースも混合したチームに負けたのだ。中国サッカーは全体的なシステムの遅れを認め、正しいことをせねばならない」と指摘した。
長年アジアサッカーを取材するジャーナリストの馬徳興(マー・デーシン)氏は、「敗戦は想定内、技術・戦術面で及ばないのは事実。我々は精神を語る前に、各方面の遅れを認めねばならない。女子代表は日本にすでに10年以上遅れを取っている」と見解を述べている。
一方、日本の選手たち試合後、スイ・チンシャー監督に向かってお辞儀をすると、スイ・チンシャー監督も拍手で返した。このアジア大会では他競技を含めて韓国や北朝鮮関連で会場内外の振る舞いでいくつか騒動が起きている。それに対して、「勝ったあとに煽る韓国などとは違う。この点で、日本はある意味、末恐ろしい」との声が上がっている。