レアルが来季、アグエロとロイスを獲得するため、ベンゼマとベイルの放出を画策

うわさされる大物の玉突き移籍

 レアル・マドリードは来季、マンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロと、ドルトムントのMFマルコ・ロイスを獲得するため、FWカリム・ベンゼマと、FWギャレス・ベイルを放出して資金を調達するといううわさが流れている。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
 レアル側は現在、補強ターゲットの最有力候補としてマンCのストライカーと、ドルトムントのエースを挙げているという。
 ベイルは、マンチェスター・ユナイテッドと、チェルシーから強い関心を寄せられてきた。ベンゼマは、アーセナルと、リバプールが獲得を熱望していると言われている。
 スペインのジャーナリストであるマヌエル・エステバン氏によると、レアルの快進撃を支える立役者であるその2人が移籍を選択する可能性があるという。
「ベイルは今後、レアル・マドリードでのキャリアを長く続けることはないだろう。ベンゼマにしても同じだ。もし今以上の莫大(ばくだい)な金額を受け取ることができるならば、彼らは迷わないだろう。そして、クラブ側の現在の目標は、アグエロ、ロイス、ロナウドという世界最高の攻撃陣を形成することにある」
 ロイスは契約上、2000万ポンド(約37億円)で他クラブへの移籍が許容されることとなっている。活躍の場をリーガへと移すため、既にスペイン語の習得に取り掛かっているとも伝えられた。
 アグエロに関しても、アトレチコ時代に長きを過ごしたマドリードへの移籍には関心を示すはずだ。
 公式戦19連勝と、世紀に残る偉業を更新し続けるレアルだが、完成形に近い成熟期を迎えたチームにテコ入れを行うようなことはあるのだろうか。ビッグネームの玉突き移籍の可能性に注目する必要がありそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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