本田に代わって先発のミランFWが2戦連続PK失敗 「課題が2、3点ある」とモンテッラ監督も苦言

ローマとの上位対決でニアングが痛恨のPK失敗を犯す

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、12日の敵地ローマ戦でヴィンチェンツォ・モンテッラ監督に予告先発されながらも、“ドタキャン”によってベンチスタートとなる悲運を味わった。その試合では本田の代わりに先発したFWエムベイエ・ニアングが、前節クロトーネ戦に続きPKを失敗する失態を犯している。注目の上位対決に0-1で敗れたなかで、本田には17日に本拠地で行われるアタランタ戦で先発のチャンスが回ってくるかもしれない。

 試合は前半26分に動いた。先発に復帰したMFアンドレア・ベルトラッチがスルーパスを放つと、エリア内でパスを受けたFWジャンルカ・ラパドゥーラが相手GKヴォイチェフ・シュチェスニーに倒されPKを獲得。このチャンスでキッカー役に名乗りを上げたのは、ニアングだった。前節クロトーネ戦では、ラパドゥーラが獲得したPKのチャンスで口論をした挙句奪い取り、失敗していた。

 そして、この日もゴール右を狙ったシュートはコースが甘く、相手GKにセーブされてしまう。2試合連続のPK失敗によってゲームにも敗れる結果になったが、試合後にシュチュスニーはニアングの心理を完璧に読み切ったことを、地元テレビ局「メディアセット・プレミアム」で明かしていた。

「今回は研究の問題だった。なぜなら、僕はニアングの過去のPKを見ていた。彼は常にコーナーを狙う傾向があったけれど失敗していた。前回は(GKから見て)右を狙ってミス。だから、(ニアングは)今回は左にスイッチしたんだ」

 

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