アジア大会準決勝後、中国へ敬意を示した一礼が話題に

　日本女子代表は中国・杭州で行われているアジア競技大会の女子サッカー競技で決勝へ進出。準決勝では開催国の中国女子代表を4-3で撃破したなか、試合後のピッチ上で示した振る舞いが喝采を浴び、中国メディアは「スポーツマンらしい行動」と称えている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信！　簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

　日本は前半12分、MF山本柚月からの右クロスをファーサイドでFW中嶋淑乃が押し込み幸先良く先制。その8分後に追い付かれるも同31分にMF谷川萌々子、4分後にFW千葉玲海菜、同43分にはコーナーキック（CK）からDF古賀塔子が加点し、4-1で前半を折り返した。

　後半に入ると同10分、15分とCKから立て続けに失点したものの粘り強く守り切り、開催国の中国ファンが大声援を送る完全アウェーの一戦をモノに。前回大会（2018年インドネシア・パレンバン大会）に続くファイナル進出を果たし、北朝鮮と決勝（6日）で激突する。

　準決勝の中国戦後、日本の選手たちは対戦相手に敬意を示すように深々と一礼。この光景に中国大手メディア「SOHU」が注目し、「スタンドの中国ファンに90度お辞儀をしたあと、中国女子サッカーコーチベンチに整列してシュイ・チンシア監督らに一礼した」と描写した。

　日本の“お辞儀”と言えば、昨年のカタール・ワールドカップで男子代表を率いる森保一監督が披露した一礼が世界から賛辞を浴び話題に。今回のアジア大会でも気品ある振る舞いに「地元である中国チームの多くのファンも、試合後の日本チームのスポーツマンらしい行動を称賛した」と喝采が送られていた。