ビッグクラブ熱視線の久保、ソシエダが見据える後釜は? 現地メディア注目「理想的な穴埋め候補と見ている」
突出したパフォーマンスを発揮する久保に対し、ソシエダは退団の備え?
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間10月3日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第2節でオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクと対戦し、2-0で勝利を収めた。日本代表MF久保建英は右サイドで先発出場を飾り、CL初アシストを記録した。新シーズンが開幕して早々に突出したパフォーマンスを継続している久保だが、スペインメディアは「久保が退団した時に備えてソシエダが獲得したい選手」と見出しを打ち、今後の計画について取り上げている。
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試合は前半7分にFWミケル・オヤルサバルが先制点を決めた。1-0で迎えた前半27分、自陣でボールを奪ったカウンターの場面で、久保がMFブライス・メンデスへとパスを送ると、メンデスは敵陣をドリブルで横断。両サイドを駆け上がったオヤルサバルと久保が相手守備陣を引きつけると、メンデスは左足を振り抜いてゴール右隅へと流し込んだ。試合はそのまま2-0で終了し、ソシエダは2003-04シーズン以来、20年ぶりにCLで勝利を掴み取った。
久保は今季リーグ戦8試合5ゴール1アシストで得点ランキング2位につけており、爆発的なスタートを切っているなか、初出場となるCLの舞台でもアシストで結果を残した。突出したパフォーマンスを継続しており、欧州ビッグクラブから注目の的となっており、スペインメディア「FICHAJES」は「久保が退団した時に備えてソシエダが獲得したい選手」と見出しを打ち、近い将来に久保が引き抜かれた際の後釜候補を取り上げている。
記事では、「リオハのパフォーマンスは他クラブから関心を集め始めており、ソシエダは久保の損失に対し、理想的な穴埋め候補と見ている」と、アラベスに在籍するMFルイス・リオハの名を挙げている。「現在29歳で2025年まで契約を残しているリオハは、ピッチ上で経験値と多才さを提供している」と、今季8試合で1ゴール2アシストを記録しているベテランMFが有力な候補であると指摘している。
久保自身もビッグクラブ挑戦のキャリアは見据えているはずであり、「久保がクラブを離れる決断を下した場合、ソシエダは将来の計画を立てなければいけない立場であり、リオハの獲得は賢明な対処法となる可能性がある」と、獲得が実現すれば迅速な穴埋めとなると述べていた。今季は残留が予想されるが、来夏の移籍市場でソシエダに留まるのか否かは不透明だ。いまやチームのエースとなっているだけに、ソシエダも“その時”に備えて早期の準備が必要となってくるだろう。