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移籍市場での「売却上手なクラブTOP10」 2010年以降で総額523億円を獲得したのは…
高額移籍が多発する上位2チーム
2位はスペインの強豪バレンシアで、総額4億900万ユーロ(約491億円)となった。MFダビド・シルバ(→マンチェスター・シティ)やFWダビド・ビジャ(→バルセロナ)を6500万ユーロ(約78億円)で売却したことが大きい上に、マタもバレンシアからチェルシーに3000万ユーロ(約36億円)で売却された。近年ではDFニコラス・オタメンディをマンチェスター・シティに4500万ユーロ(約54億円)で売却するなど、商売上手な面を見せている。
そして1位に輝いたのは、リバプールだった。総額4億3600万ユーロ(約523億円)の売却選手には、FWルイス・スアレス(→バルセロナ)とFWフェルナンド・トーレス(→チェルシー)をそれぞれ8000万ユーロ(約96億円)と6000万ユーロ(約72億円)で売却したものが含まれる。他にも、FWアンディ・キャロルをウェストハムに4000万ユーロ(約48億円)で売却。一人ひとりの金額が高額なだけに、1位という結果になったようだ。
このランキングは、どれだけ高額の選手を買ってきたは考慮されておらず、売却した金額を純粋に積み上げたものだ。選手を移籍金に代えて売却することは、代わりに獲得した選手が期待ハズレに終わった場合は単純な戦力ダウンとなる。
このランキングで上位に名を連ねながらも成績を落としていないクラブは、そうした選手の循環が上手いクラブだと言えるだろう。また、ポルトガル勢やローマ、バレンシアといったクラブは、多くのビッグクラブから選手の供給元として注目されていることも明らかとなっている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images