中国女子が「日本の2軍に敗れた」 4失点敗戦にレベル差指摘「試合を読む力が優れている」

中国代表に勝利したなでしこジャパン【写真:Getty Images】
中国代表に勝利したなでしこジャパン【写真:Getty Images】

アジア大会準決勝で日本が中国を4-3で撃破

 日本女子代表は10月3日、中国・杭州で行われているアジア競技大会の準決勝で中国女子代表と対戦し、4-3で勝利した。前回大会(2018年インドネシア・パレンバン大会)に続くファイナル進出を果たしたなか、香港メディアは「技術力や試合を読む力が中国チームよりも優れている」と、日本とのレベル差を指摘している。

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 日本は前半12分、MF山本柚月からの右クロスをファーサイドでFW中嶋淑乃が押し込み幸先良く先制。その8分後に追い付かれるも同31分、MF谷川萌々子が左サイドからエリア内まで運び右足で勝ち越しゴールを奪うと、4分後に山本のパスに走り込んだFW千葉玲海菜、同43分にはコーナーキック(CK)からDF古賀塔子が加点した。

 後半に入ると、一転して中国が反撃。同10分、15分とCKから立て続けに失点し、1点差まで詰め寄られてしまう。その後も勢いに乗る中国の攻勢を前に、日本は耐える時間が続いた。それでも粘り強く守り切り、開催国の中国ファンが大声援を送る完全アウェーの一戦をモノにした。

 この結果を受け、香港メディア「新浪香港」は「中国女子サッカーチームは日本の2軍に敗れ敗退」と報道。今大会の日本は国際経験の浅い選手が大半を占め、今夏のワールドカップ出場メンバーはFW千葉玲海菜のみと実質“2軍”の構成ながらも中国を破った事実に目が向けられている。

 同メディアは別の記事で「試合を振り返ると、日本女子サッカーチームの技術力や試合を読む力が中国チームよりも優れていることがはっきりと分かった。彼女たちがファーストチームかセカンドチームかどうかは関係ない」とも伝え、確固たるスタイルが確立された日本サッカーに実力面で軍配が挙がったことを強調していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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