ペジェグリーニ監督が否定 マンCのCL1次リーグ敗退は「進退に影響しない」
突破を懸けたローマ戦
マンチェスター・シティ(マンC)のマヌエル・ペジェグリーニ監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)1次リーグで敗退しても、自身の去就に影響を及ぼすことはないと断言している。英地元紙「ガーディアン」が報じている。
昨季のプレミアリーグ王者は、10日にCL1次リーグ最終節のローマ戦を控えている。すでに同組ではバイエルンの首位通過が確定し、残りの1枠を争う両者の直接対決となる。
以前からこの一戦にマンCが敗れて予選敗退が決まれば、監督交代に踏み切ると伝えられてきた。
しかし、チリ人指揮官は、インタビューでこの試合が自らのキャリアに影響を及ぼすことはないと断言した。
「この試合が進退に影響するかって? そうは思わない。重要な試合であるし、私たち全員が突破を果たしたいと願っているが、私の将来につながってくることが起きるとは考えていない。決してクラブから圧力を受けるようなことはないよ。突破を決めるため最善を尽くすが、ここでの未来とは何の関係もないことだ」
ただし、マンCは現在、FWセルヒオ・アグエロを全治1カ月のけがで欠く。公式戦21試合出場19得点のエース不在の中、大一番を戦わなければいけない。
マンCのオーナーであるシェイク・マンスール氏はCL制覇を最後の野望に掲げている。そのため、現状を快く思っていないと言われている。世界のトップクラスに定着しつつあるマンCだが、さらなるステップアップに取り組む時期に差し掛かっているのかもしれない。そのプロジェクトに、チリ人指揮官は組み込まれているのだろうか。その答えは、決戦の舞台であるローマの本拠地スタディオ・オリンピコに眠っているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images