得点力不足のチェルシーへ大手宅配ピザ会社の“皮肉”トラック広告が話題 「天才的なマーケティング」

フルハムに快勝したチェルシー【写真:ロイター】
フルハムに快勝したチェルシー【写真:ロイター】

チェルシーが敵地でのフルハム戦で2点を挙げ快勝

 イングランド1部チェルシーは現地時間10月1日、プレミアリーグ第7節でフルハムとアウェーで対戦し、2-0の勝利を収めた。4試合ぶりの白星を飾ったなか、試合当日にSNSで公開された大手宅配ピザ会社の“広告”が話題になっている。

 開幕6試合でわずか1勝と不調に苦しむチェルシー。ところがフルハム戦では、そんな重い空気を吹き飛ばすかのように前半から勢いに乗る。

同18分、左サイドを駆け上がったDFレビ・コルウィルがペナルティーエリア中央手前に浮き球のクロスを供給すると、走り込んだFWミハイロ・ムドリクがワンタッチで抜け出し相手GKと1対1に。左足で放ったシュートはGKの股を抜き、ネットを揺らした。その1分後には相手DFラインでボールを奪い、ショートカウンターを発動。最後はFWアルマンド・ブロヤが決め、リードを2点に広げた。

 後半はシュートがポストに直撃するなど1点が遠かったものの、GKロベルト・サンチェスのファインセーブでフルハムをシャットアウトし、敵地での快勝を収めた。

 チェルシーは今季リーグ戦2勝目を挙げたが、ここまでの直近3試合はゴールレスと得点力不足に苦しんだ。そんな状況を受け、大手宅配ピザサービス「ドミノ・ピザ」英国版の公式X(旧ツイッター)はフルハム戦当日に「計算したところ、状況は私たちの想像よりも悪かったことが判明しました」とメッセージを添え、1枚の写真を投稿した。

 写っていたのは、フルハム本拠地周辺と見られる場所を走行するトラック広告。ただ、注目すべきは広告部分に掲載された次の文言だ。

「チェルシーが最後にリーグ戦でゴールを挙げてから売れたピザの枚数は989万2022枚」

 この強烈な皮肉が込められた写真が公開されると、コメント欄には「物事が順調でないことをご存知のようで」「笑える」「天才的なマーケティング」「枚数のカウントはストップして」といった反応が寄せられている。

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