浦和監督、ACLハノイ戦はターンオーバーの可能性示唆「休ませる選択肢も」 伊藤敦樹は前日練習で別メニュー調整
ベトナム王者と4日に対戦
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、10月3日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2戦のベトナム王者ハノイFC戦の前日会見に出席。この日の前日練習が別メニュー調整だった日本代表MF伊藤敦樹について、「試合によっては選手を休ませるという選択肢も出てくる」と温存の可能性に触れた。
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浦和はDF明本考浩、MF大久保智明、MF中島翔哉、MFアレックス・シャルクが負傷により直近のリーグ戦、横浜FC戦を欠場。そして、この試合中にはFWブライアン・リンセンが負傷交代を余儀なくされた。リーグ戦が出場停止中のFWホセ・カンテはACLのゲームに出場可能だが、苦しい台所事情なのは間違いない。
そして、冒頭15分が公開されたこの日の前日練習で、5人の負傷者に加えて公開時間中に伊藤が姿を見せなかった。クラブスタッフによると、公開時間が終わった後にピッチに出て体を動かしたが別メニュー調整だったという。今季ここまで、浦和での試合を欠場したタイミングはいずれも日本代表活動に参加していたため、実質的には全試合出場に近い稼働率となっている。
スコルジャ監督は「すでに今シーズン45試合プレーしていて、それがのしかかってきているところ。メディカルスタッフを中心に、全員の疲労を観察している。試合によっては選手を休ませるという選択肢も出てくる。このACLのグループステージだけでなく、ルヴァンカップや重要なJリーグのゲームも残っている。そこはマネージメントしていきたい」と、ターンオーバー起用の可能性を示唆。伊藤を含めた出場試合数の多い選手を入れ替える可能性に触れた。
浦和は9月1日のリーグ戦アルビレックス新潟戦から、このハノイ戦まで全て中3日または中4日で試合を行う過密日程となっている。指揮官も試合の重要性を理解しつつも、選手のやりくりには頭を悩ませている模様だ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)