トリノダービーで超高額FW対決が実現 “ほぼ1億ユーロ”のイグアインに軍配
ベロッティが先制点を決めると、イグアインもゴール前で冷静な一撃
イタリア王者ユベントスは、12日の第16節でトリノとの“トリノダービー”に臨んだ。ユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインとトリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティによる超高額FW対決が実現し、“ほぼ1億ユーロ”のイグアインに軍配が上がり、3-1でユベントスが勝利した。
トリノは22歳で気鋭のFWベロッティと新契約を結び、バイアウト条項が1億ユーロ(115億円)に設定されたと先週に現地メディアで報じられた。一方のイグアインは、今夏にナポリからユベントスへ9400万ユーロ(約108億円)というイタリア国内歴代最高額で移籍。今回のダービーは、その超高額ストライカーによる対決にも注目が集まった。
先にスコアを動かしたのはベロッティだった。前半16分、トリノは右サイドを切り崩すと中央へクロスを供給。ベロッティは一度ファーサイドに流れるような動きを見せた直後、一気にニアサイドへ方向転換してマーカーの視野の外から姿を現し、ヘディングをファーサイドに流し込んだ。高く評価されるその得点感覚を、国内最強と言われるユベントス守備陣に見せつけた。
一方のイグアインも、同28分に背後へのボールに抜け出すと、右サイドからGKと1対1になるビッグチャンスを得た。イグアインはドリブルのラストタッチを右方向に流してトリノのイングランド代表GKジョー・ハートのポジションを動かし、ファーサイドに浮かすシュートを決めた。ゴール前での冷静さが光る一撃だった。
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