ブライトンへレンタル中のファティ、バルサ復帰の道は閉ざされる? 財政難で選手放出は必須とスペイン紙報道
バルサは財政難で選手の放出がマスト
スペイン代表FWアンス・ファティは、スペイン1部FCバルセロナでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)の背番号10を引き継ぐなど将来を嘱望されていたが、今夏には出場機会を求めてイングランド1部ブライトンへと期限付き移籍した。買い取りオプションは含まれていないが、バルセロナは来夏にファティを放出する考えがあるようだ。スペイン紙「スポルト」が報じている。
今夏の移籍市場で、バルセロナはファティの売却に動いた。ファティの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏はイングランド1部ウォルバーハンプトンのポルトガル代表MFルベン・ネベス+3000万ユーロ(約47億円)のトレード移籍を画策していたが、ファティがバルセロナ残留を強く望んだために実現しなかった。
しかし、シーズンが開幕しても十分な出番は回ってこなかったことでファティも移籍を決断。1年間の期限付き移籍で、買い取りオプションはなし。ブライトンでトップフォームを取り戻し、バルセロナで再び活躍するための武者修行であることは明らかだった。
だが、深刻な財政難を抱えるバルセロナは来シーズンに向けても、補強のために選手の放出はマストになるという。「スポルト」紙によれば、適切なオファーがあればファティの売却に応じる構という。すでにイングランド1部プレミアリーグの複数クラブがその動向を探っているだけでなく、スペイン1部アトレティコ・マドリードもポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(バルセロナに期限付き移籍中)とのトレード要員としてファティに関心を寄せているという。
いずれにしてもファティはまずブライトンでトップフォームを取り戻す必要はあるが、活躍したその先でバルセロナに戻る道は閉ざされてしまう可能性もあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)