地元紙の平均採点もチーム3位と高評価

　出場時間だけではない。スソの「ガゼッタ」紙での平均採点は6.47という及第点を上回るハイアベレージを叩き出している。チーム1位は、スーパーサブからレギュラーに台頭しようとしているFWジャンルカ・ラパドゥーラの6.60で、2位はGKジャンルイジ・ドンナルンマの６.53。スソはチームで3番目の平均採点となっている。

今季5得点6アシストのスソは、名実ともに名門復活を目指すミランのエースとなっており、本田がこの牙城を崩すことは今や至難の業となった。そうしたなか前節クロトーネ戦（2-1）で左サイドに投入され、自ら得たFKから決勝点を演出した背番号10は、モンテッラ監督の評価を高め、このポジションでのプレーに活路を見出そうとしている。

　ライバルから共闘へ――。1月の移籍市場での放出も噂されるなかで、本田は“鉄人”スソとの両翼コンビ結成で結果を残すことができるのか。ローマ戦は自らの運命を大きく左右する一戦となりそうだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images