京都DFアピアタウィア久、鳥栖戦で不適切ジェスチャーで一発退場…2試合の出場停止+罰金20万円

アピアタウィア久は2試合出場停止に【写真:徳原隆元】
アピアタウィア久は2試合出場停止に【写真:徳原隆元】

Jリーグが発表

 Jリーグは10月2日、出場停止選手に関するリリースを発表。京都サンガF.C.のDFアピアタウィア久は、9月30日のJ1リーグ第29節サガン鳥栖戦で中指を立てる行為で退場処分になったが、8月26日の第26節アビスパ福岡戦に続く今季2回目の一発退場で、2試合出場停止+罰金20万円となった。

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 アピアタウィアは鳥栖戦の2-1でリードして迎えた後半アディショナルタイム、攻撃を急ぐ鳥栖が左サイドで前に送ったボールをFW長沼洋一がトラップしようとしたところに背後から寄せてファウルの判定になった。フリーキックでの再開前にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの進言でオンフィールドレビューが行われた。

 すると、アピアタウィアがファウルをしたあとに、何かに対して中指を立てる映像がハッキリと映し出された。山下良美主審は映像を確認するとアピアタウィアへ迷いなくレッドカードを提示した。

 その後、10人になった京都はアディショナルタイムに2失点を喫して2-3の逆転負け。曺貴裁監督は試合後、この退場について「今日のレッドカードは想像の域を超えていたところですけど、やってはいけないことだと思います」と話していた。

 一夜明け、京都は「アピアタウィア久選手は今回の自身の行為を深く反省しております。また、試合終了後、京都サンガF.C.の社長、監督と本人がサガン鳥栖のクラブ関係者の方々に謝罪をさせて頂きました。クラブと致しましても、改めてサガン鳥栖の皆様、そして、Jリーグに関わる全ての方々にご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。今後、本人はもとより、京都サンガF.C.の全選手並びに全スタッフが改めてフェアプレー精神の大切さについて再確認を行うと共に、その徹底を図って参ります」と、クラブとして謝罪していた。

 Jリーグは10月2日に出場停止選手のリリースを発表。アピアタウィアは10月21日の第30節湘南ベルマーレ戦、第31節アルビレックス新潟戦とホーム2連戦の出場停止、さらに罰金20万円が決定した。

【処分理由】
 2023年9月30日のJ1リーグ第29節(サガン鳥栖 vs 京都サンガF.C.)の試合においてアピアタウィア久選手(京都サンガF.C.)選手は主審より退場を命じられた。(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手の相手チームベンチに向かって中指を立てるしぐさをした行為は、「他の競技者、その他の競技に立ち会っている人々に対する侮辱」に相当すると判断、1試合の出場停止処分とする。また同選手はJ1リーグ第25節においても退場を命じられており、今回が繰り返しにあたるため、同基準に基づき、2試合の出場停止と罰金(20万円)とする。

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