生還したシャペコエンセDFが意識回復も詳細知らず… 「試合はどうなったんだ?」の悲痛な言葉
DFネタが意識を取り戻すも…医師の判断で事故の詳細は伏せられたまま
先月末のコロンビアで発生した飛行機事故により、ブラジル1部シャペコエンセの選手、スタッフなどに多くの犠牲が出たが、奇跡的に生還を果たしたDFネトが意識を取り戻し、悲痛な言葉を発しているという。英紙「デイリー・メール」など欧州メディアが報じた。
シャペコエンセはコパ・スダメリカーナ決勝を戦うため、コロンビアへ向けたフライトで事故に遭ってしまった。その後、南米サッカー連盟により同杯の優勝チームとして認定されているが、生還を果たしたネトにその事実はまだ伝わっていない。目を覚ましたネトは、こう話したという。
「試合はどうなったんだ?」
医師の「今は何が起こったのか、全てを伝えるべきタイミングではない」という判断で、ネトに全ての経緯は伝えられておらず、事故の詳細も伏せられているようだ。あまりにも痛ましい言葉に、周囲も悲しみに暮れているという。
今後、ネトの回復状況とタイミングを見計らいながら、この悲劇がどのような経緯をたどったのかが説明されるようだ。「家族のようなチーム」と形容されたシャペコエンセの一員として、チームの結果が何よりも気になっていたのだろうか。ネトは今後、現実を受け入れることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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