FC東京、創設25周年の記念日に3-0完勝! G大阪を寄せ付けず2連勝を飾る
ディエゴ・オリヴェイラは今シーズンのリーグ戦で14点目となるゴールを決めた
FC東京はクラブの創設記念日でもある10月1日の「都民の日」に、J1リーグ第29節でガンバ大阪と対戦し3-0で勝利した。前節を終えて10位のFC東京と12位のG大阪の勝ち点差は「2」であり、G大阪は勝てば10位に浮上、敗れれば京都に3-2で勝利した鳥栖に抜かれて13位に順位を落とす一戦だった。
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最初にビッグチャンスを作ったのはホームのFC東京。前半15分にFWディエゴ・オリヴェイラが右サイドから強引に突破し、FW仲川輝人にスルーパス。仲川のシュートはGK東口順昭がブロック。こぼれ球に詰めたMF渡邊凌磨のシュートも東口が足で止め、さらに詰めたFWアダイウトンのシュートも東口が防いだ。オフサイドディレイで仲川にパスが通った時点でオフサイドとなったが、東口が3連続セーブを見せた。
前半20分には、MF倉田秋が1トップのFW宇佐美貴史へスルーパスを通す。宇佐美がゴールを狙ったが、わずかに右に外れた。同23分にも良い形でボールを受けた倉田から、MF食野亮太郎にスルーパスが通り、DFエンリケ・トレヴィザンとエリア内で接触した食野が倒れたがファウルは認められなかった。
左サイドからチャンスを作るG大阪は、前半31分にもロングパスを受けた倉田のワンタッチパスを受けたDF黒川圭介がエリア内までボールを持ち込み、右足でゴールを狙ったが右に外れている。FC東京も前半34分にCKから渡邊がヘディングをゴールに飛ばしたが、東口の好守に阻まれた。
互いにチャンスを作っていたなか、FC東京は前半37分に右サイドからDF長友佑都が中に入れたボールをディエゴ・オリヴェイラがスルー。その先でボールを受けた仲川がエリア内に走りこんだMF原川力にパス。これを受けた原川がエリア内でシュートを放ってゴールネットを揺らし、加入後の初ゴールを決めた。
先制したFC東京は勢いづき、前半41分にもディエゴ・オリヴェイラがエリア内で仕掛けてクロスを入れる。これをMF松木玖生がヒールキックで合わせてゴールを狙ったが、東口に防がれた。それでも同43分、最終ラインの裏に出たボールに反応したディエゴ・オリヴェイラが東口をかわして無人のゴールネットにシュートを決め、今季の14得点目を挙げた。このままFC東京が2点リードで前半を折り返した。
後半の開始早々、FC東京は左サイドから松木がゴール前にクロスを入れる。このボールを受けた仲川がシュートを放ったが、東口がセーブ。こぼれ球に仲川が詰めたが、先にボールを抑えた東口の手を蹴る形となり、仲川はイエローカードを受けて次節は出場停止となった。
G大阪を圧倒するFC東京は、後半6分にも左サイドでアダイウトンが相手のボールを奪いボールを持ち運ぶ。丁寧なクロスを渡邊に合わせたが、渡邊の左足シュートは左ポストを叩いた。同9分には、渡邊とディエゴ・オリヴェイラの速攻でゴールに迫ったが、ディエゴ・オリヴェイラのシュートはGK東口に止められた。
なかなか3点目を挙げられなかったFC東京だが、前節の鳥栖戦でJ初ゴールを挙げたMF俵積田晃太が左サイドでDFを2枚かわしてエリア内にボールを運び、右足を振り抜いて2試合連続のゴールを決めた。
このままFC東京がゴールを許さずに6試合ぶりの完封で2連勝。クラブ創設記念日の一戦の勝利を集まった3万人を超えるファン・サポーターとともに勝利で祝っている。