前代未聞の“3年連続3度目”の契約満了! 甲府のMFマルキーニョス・パラナが退団
今年7月に古巣に舞い戻り、残留請負人としての責務を果たすも…
ヴァンフォーレ甲府は12日、ブラジル人MFマルキーニョス・パラナ、同じくブラジル人FWダヴィ、オーストラリア人MFビリー・セレスキーの契約満了を発表した。
ダヴィは12年オフに続き、甲府退団は二度目となるが、それを上回ったのがマルキーニョス・パラナだ。今年7月に39歳となったブラジル人MFは、13年にブラジルのアメリカFCから甲府に加入すると、2シーズン在籍して47試合に出場後、14年12月に契約満了。ところが15年3月に再び甲府に戻り、27試合に出場して残留に貢献し、お役御免とばかりに二度目の契約満了となっていた。
そして今年、ファーストステージ17位と低迷した甲府は、またもやこの“便利屋”に声を掛け、7月に古巣に舞い戻ると12試合に出場。残留請負人としての責務を果たした。しかし14年、15年シーズンに続き、12日に3年連続3度目の契約満了というJリーグでも前代未聞のケースとなった。
甲府は13年にJ1復帰後、残留争いに巻き込まれながらも土壇場で生き残ってきたが、その陰にはマルキーニョス・パラナの存在があった。果たして来シーズン、4度目の加入はあるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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