16年「J2シュート決定率トップ10」を発表! 最高の精度を誇ったのは36歳ベテランFW大黒
トップ3は30%超え、目を見張る技術
J2の五指に入ったのは清水のFW大前元紀。チョン・テセとのコンビでゴールを量産し、自身も得点ランク3位タイの18得点。主将としてここぞという場面で結果を残し、J1昇格に貢献した。4位は浦和から期限付き移籍で愛媛に加入したFW阪野豊史。ポストプレーで攻撃の起点となり、空中戦でも強さを発揮。シュートを放つ場面は決し多くなかったが、効率よくゴールを決めてプロキャリア初の二桁に乗せた。
トップ3は30%超えを果たし、いずれもシュート技術は目を見張る。2位タイの一人は水戸で9 ゴールを決め、今夏に松本へ電撃移籍したFW三島康平だ。新天地では3ゴールにとどまったが、39本のシュートで二桁得点に到達するなどキャリアハイの12得点。ゴールへの嗅覚が冴え渡った。もう一人の2位タイは、J3降格の憂き目に遭った北九州で気を吐いたFW原一樹。チームの総得点43得点中、16得点を一人で叩き出しており、実に3割以上が原から生まれた。
栄えある1位は2006年ドイツ・ワールドカップを経験した山形のFW大黒将志。京都でJ2得点王に輝いた14年(26得点)や16得点の15年には及ばないものの、今季も9得点と一定の数字を残している。今年5月に36歳となったベテランストライカーは、経験に裏打ちされたポジショニングと鋭い読みを駆使し、驚異の決定力を見せつけた。
5位:決定率24.3%
大前元紀(清水エスパルス)
18得点/シュート74本 [29試合/2208分]
4位:決定率27.9%
阪野豊史(愛媛FC)
12得点/シュート43本 [42試合/2776分]
2位:決定率30.8%
三島康平(松本山雅FC)
12得点/シュート39本 [39試合/2348分]
2位:決定率30.8%
原 一樹(ギラヴァンツ北九州)
16得点/シュート52本 [33試合/2547分]
1位:決定率31.0%
大黒将志(モンテディオ山形)
9得点/シュート29本 [26試合/1397分]
2016年「J2選手シュート決定率ランキング1位~120位」
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images