不発の三笘薫、フル出場もブライトンは6失点の惨敗劇…現地は辛口評価「突破され先制点を献上」「無駄なシュートを…」

三笘薫はフル出場もゴールならず【写真:Getty Images】
三笘薫はフル出場もゴールならず【写真:Getty Images】

ブライトンはアストン・ビラに1-6の大敗で公式戦2連敗

 イングランド1部ブライトンは9月30日、プレミアリーグ第7節でアストン・ビラと対戦し、1-6の大敗を喫した。日本代表MF三笘薫は先発フル出場を果たしたが、見せ場を作ることはできず。現地メディアは10点満点の採点で4点を与え、「前半はだんまりを決め込んだ」「厳しいアングルから無駄なシュートを打っていた」と総括されている。

 27日に行われたリーグ・カップ3回戦のチェルシー戦(0-1)から中2日で行われたアストン・ビラ戦でも、三笘は引き続き先発に名を連ねた。しかし前半14分、左サイドで自陣に下がっていた三笘が裏を取られる形でDFマティ・キャッシュにスルーパスを通され、ラストパスをFWオリー・ワトキンスが押し込んで先制点を許してしまう。

 さらに同21分、カウンターから再びワトキンスに追加点を奪われると、同26分にアストン・ビラの怒涛の攻め込みから、最後はシュートブロックに入ったDFペルビス・エストゥピニャンのオウンゴールで、前半だけで3失点を喫する展開となった。

 ハーフタイム明けから3枚替えに踏み切ったブライトンは、後半5分に途中出場のFWアンス・ファティがネットを揺らし反撃の狼煙を上げるも、同20分にワトキンスにハットトリックとなる3得点目を決められる。勝負を決定づける一撃にブライトン勢の足が重くなると、同40分にMFジェイコブ・ラムジーにミドルシュートを叩き込まれ、同アディショナルタイムにはMFドウグラス・ルイスにも得点を与えてしまい、最終的に試合は1-6で終了した。

 6失点の惨敗劇に、現地メディア「Sussex Express」は出場した選手に軒並み低評価を与えていた。フル出場するも見せ場なく終わった三笘に対しては4点を付けている。寸評では「前半はだんまりを決め込んだ。攻撃も機能せず、キャッシュに突破され先制点を献上した。ハーフタイム後はやや活性化し、危険なドリブルでファウルを誘発し、ヘディングでゴールに迫った。ただ、厳しいアングルから無駄なシュートを打っていた」と総括している。

 好調なシーズンスタートを切ったブライトンだが、21日に行われたUEFAヨーロッパリーグ第1節AEKアテネ戦を2-3で落としてから、第6節ボーンマス戦では3-1で勝利を収めるも、その後のチェルシー戦で敗れ続くアストン・ビラに大敗。直近の公式戦4試合で1勝3敗と急ブレーキに苦しんでいる。今夏の移籍市場で主力勢の退団が相次いだなか、チームの顔となった三笘は復調へと導くことができるのか注目が集まる。

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