「999分間無得点」の沈黙を破る待望の一撃! 元W杯得点王のミュラーが今季初ゴール

第14節の本拠地ヴォルフスブルク戦、後半21分に待望の瞬間

 バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーは、現地時間10日の第14節ヴォルフスブルク戦で今季リーグ戦初ゴールを決めた。元ワールドカップ得点王は、実に「999分間」もノーゴールが続いていたが、その沈黙をついに破った。独紙「ビルト」など複数メディアが報じている。

 リーグ2位のバイエルンは本拠地にヴォルフスブルクを迎えた。前半18分にFWアリエン・ロッベンのゴールで均衡を破ると、同22分にはFWロベルト・レバンドフスキが加点した。

 そして後半13分には、ミュラーのシュートをレバンドフスキがゴール前でコースを変えて追加点。昨季、同カードで途中出場から1試合5得点の離れ業をやってのけたポーランド代表FWは、今季もヴォルフスブルク戦でゴールを重ねた。

 待望の瞬間は後半21分に訪れた。ロッベンのシュートがブロックされてゴール正面にボールがこぼれると、ミュラーが冷静に蹴り込んだ。2010年に史上最年少でゴールデンブーツ賞(得点王)を獲得した点取り屋は、これが今季リーグ戦初ゴール。999分間続いた悪夢を断ち切った。

 同日、首位を走っていたRBライプツィヒがインゴルシュタットに0-1で敗戦。得失点差でバイエルンが首位に浮上した。ビルト紙は採点でミュラーに最高評価となる1点を与えている。この男が得点感覚を取り戻せば、4連覇中の王者にとって、まさに鬼に金棒となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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