出番なしの鎌田、ラツィオ監督が「いつフィットするか」の問いに言及 「分からない」
トリノ戦は先発落ちで出番なし
イタリア1部ラツィオは、9月28日に行われたセリエA第6節トリノ戦に2-0で勝利した。2試合連続の先発落ち、出番のなかった日本代表MF鎌田大地について、試合後にマウリツィオ・サッリ監督が衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版で言及した。
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トリノ戦では鎌田に代わり先発出場したウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノ、イタリア代表FWマッティア・ザッカーニのゴールで2-0の勝利を収めたラツィオ。この試合が今シーズン初の完封勝利になったが、鎌田は前節モンツァ戦(1-1)に続き、出場機会は与えられなかった。
サッリ監督は試合について「彼らは堅実だった。最終ラインはロングボールを受ける以外は、ほとんどプレッシャーを受けなかった。チームは堅実な対応を見せた。先制点を決めた後、選手たちはより気持ちも軽くプレーができた」と、振り返った。
そして、「鎌田にも(ベシーノのようにエリア内に侵入する)特徴がある。だが、ベシーノのようなフィジカル能力はない。今日は中盤に、より高い安定感を求めていた。チームが機能すれば、高く評価するのは簡単だ。今日のような姿勢であれば、プレーする選手が誰であれ、チームは堅実だっただろう」と、鎌田の起用を見送った理由を説明した。
さらに「鎌田は、ほとんどの時間でプレーしてきた。モンツァ戦で外れたのは、ヒザを負傷していたからだ。それによってプレーすることを見送る決断をした。今日は相手にフィジカル能力に対抗することを考えた。(新加入選手の中で)鎌田は最もチームのプレーに適応している選手だ。鎌田とルイス・アルベルトのコンビで、試合ができるかを見ていきたい」と、チーム内における鎌田の現在地を語っている。
チームに完全に溶け込むのがいつになるかという問いに対しては、「分からない」と回答。「(UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第1節)アトレティコ戦では、彼とルイス・アルベルトでいいプレーをしたが、ベシーノがアンカーに入っていた。この中盤をサポートするのは簡単ではないが、見てみよう。ルイスとミリンコビッチ=サビッチの時も、少しずつ良くなっていった。この2人でも同じようにしていきたい」と、ルイス・アルベルトと鎌田のコンビへ期待を寄せた。
(FOOTBALL ZONE編集部)