巻と“大学最高2トップ”を組んだFW深井が引退 「みんなとハイタッチした温かさは忘れません」
駒澤大時代に巻との凸凹コンビでゴールを量産 相模原で14年間のプロキャリアを終える
J3のSC相模原は11日に、FW深井正樹の現役引退を発表した。深井は韮崎高から駒澤大へ進学。大学時代には、後に日本代表としてワールドカップに出場した長身FW巻誠一郎と凸凹コンビを形成してゴールを量産し、「大学サッカー史上最高の2トップ」とも評されるほどの存在感を放った。
03年に鹿島アントラーズへ加入してプロキャリアをスタートさせると、すぐさま頭角を現して主力クラスにまで成長。その後、07年はアルビレックス新潟でプレー、08年は名古屋グランパスに移り、同年夏にジェフユナイテッド千葉へ移籍した。その後はV・ファーレン長崎を経て、最後は相模原で14年間のプロキャリアを終えた。個人成績はJ1通算158試合・25得点、J2通算132試合・20得点、J3通算28試合・5得点。
クラブを通じて、以下のコメントを発表している。
「2016シーズンをもちまして、現役を引退する事を決めました。鹿島でプロサッカーをスタートさせ、新潟、名古屋、千葉、長崎、相模原と6チームで14年間プレーさせていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
勝った時も負けた時も、みんなとハイタッチした温かさは決して忘れません。大好きなサッカーで沢山の事を学び、沢山の仲間が増えました。
プロサッカー選手はやめますが、大好きなサッカーからは離れることができないです。今までの経験を活かし、少しでもサッカーに恩返しができるようにこれからも頑張っていきます!
いつも応援してくれたファン、サポーター皆様、指導していただいた監督コーチの皆様、チーム関係者の皆様、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images