強豪クラブが順当に通過、番狂わせもなし… 今季CL“16強”の所属国が過去最少の6カ国
1999-2000シーズンに出場国が32カ国に拡大されてから最少記録
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージが終了し、決勝トーナメント進出の16チームが出揃ったなか、その所属国が過去最少になっている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
今季のCLは、グループステージでの驚くような番狂わせはなく、順当にビッグクラブがグループステージを通過。それと同時に、東欧や北欧などの伏兵が2位通過するようなケースも少なかった。
今回の16強進出チームの所属は、イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、ポルトガルの6カ国のみとなった。これは1999-2000シーズンに出場国が32カ国に拡大されてから最少記録となった。これまでの最少は7カ国で過去4回あったが、有力選手の集中が進んでいることが傾向として浮かび上がる。
過去には名将に率いられた伏兵が躍進を遂げるパターンや、その後スターダムにのし上がっていく存在がCLで活躍することもあった。しかし今季は、強豪国のリーグを代表するチームが決勝トーナメントに出揃っている。驚きの躍進はなかったが、レベルの高い争いを楽しむという点では、見どころ満載のトーナメントになりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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