U-24韓国代表、アジア競技大会8強へ「少林サッカー警戒令」発動 母国メディア懸念「負傷者でも発生すれば…」

ベスト8で中国と対戦する可能性あり【写真:ロイター】
ベスト8で中国と対戦する可能性あり【写真:ロイター】

ベスト16でキルギスに勝利すれば、ベスト8で中国と対戦する可能性あり

 U-24サッカー韓国代表は、9月27日にアジア競技大会の決勝トーナメント1回戦でキルギス代表と対戦する。韓国のオンライン新聞「オーマイニュース」は「日本と北朝鮮は回避したが、少林サッカー警戒令」と、ベスト8以降の戦いに向けて警戒している。

 E組に入った韓国は、グループリーグ初戦でクウェート代表に9-0で快勝。続く第2戦タイ代表戦に3-0、MFイ・ガンインが合流した9月24日の第3戦バーレーン戦も3-0で勝利し、グループ首位通過を決めた。27日にはF組2位のキルギスと対戦する。

 キルギスを破れば、ベスト8でA組1位の中国とD組2位のカタールの勝者と対戦するが、ホームの中国がやや優勢と目されているという。「オーマイニュース」は「日本と北朝鮮は回避したが、少林サッカー警戒令」と見出しを打ち、取り上げている。

「3大会連続での優勝に挑戦する韓国は、まだあと4回の勝利が必要だ。日本、北朝鮮といった強力な優勝候補との対戦を決勝まで回避できる組み合わせ運は悪くないが、最初の山場とされる準々決勝を警戒する声も出ている。アジア競技大会で韓中戦が実現すれば、数万人の中国ファンの熱狂的な応援のなかで戦うことも負担になりかねない。何より3か月前の親善試合でもそうだったように、中国特有の荒い“少林サッカー”は戦力差の枠を越えて大きな影響を及ぼす。負傷者でも発生すれば、韓国は中国に勝っても残りの試合で相当な戦力ダウンを余儀なくされるかもしれない」

 日本はD組でカタール、パレスチナ相手に2連勝を飾り、ベスト16ではミャンマーと対戦。グループリーグ3連勝で首位通過の北朝鮮はバーレーン、2勝1分のイランはタイとベスト8を懸けて戦う。

 韓国の命運は、ほかのカードの勝ち上がりにも左右されそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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