J野々村チェアマン、浦和への処分に見解 「熱狂的な雰囲気と安心、安全両立できる」と持論

(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

Jリーグ理事会後、浦和への天皇杯出場資格剥奪の処分に言及

 Jリーグは9月26日に理事会を実施し、終了後に記者会見が開かれた。野々村芳和チェアマンは質疑応答などで、シーズン制の移行や最近のサッカー界を取り巻く話題に答えた。先日に日本サッカー協会(JFA)から来シーズンの天皇杯への出場資格を剥奪される処分を受けた浦和レッズについて、Jリーグ全体として「熱狂的な雰囲気と安心、安全を両立できると思う」と話した。

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 JFAは9月19日、規律委員会により、浦和レッズに2024年度天皇杯(第104回全日本サッカー選手権大会)の参加資格の剥奪と譴責(始末書の提出)の処分を下したことを発表した。浦和は8月2日の天皇杯ラウンド16名古屋グランパス戦後、一部浦和サポーターが暴徒化。ピッチへの乱入、立ち入り禁止エリアへ侵入し、愛知県警が出動する騒ぎに発展した。

 先日にはJ1からJ3に加盟する全60クラブによる共同声明も出されたが、野々村チェアマンは「先日の実行委員会でも60クラブと話して、どんな雰囲気のゲーム、作品を作りたいかを確認した。そして全員の名前でメッセージを出させてもらった。思うのは、サッカーが表現したい熱狂的なスタジアムとか、熱烈な雰囲気と、安心、安全は両立できると思う。日本だからこそ両立できると思っているし、ヨーロッパのこの手の話に関する感覚と、日本の人が思っている感覚はだいぶ違う。彼らからすると『日本はいいよね』という感覚もあるなかで、熱狂的な雰囲気と安心、安全を両立できると思うので、そこをみんなで確認した」と話した。

 野々村チェアマンは今月の日本代表活動に合わせて渡欧し、クラブや各国協会などとコミュニケーションを取るなかで「日本が成長するうえで学ぶこともあるし、彼らからうらやましいと思われることもある」と話していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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