リバプール遠藤が意識する攻守の“ベストなポジション” 臨機応変の判断基準は?
リバプールの公式マッチデープログラムで回答
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、現地時間9月24日に行われたプレミアリーグ第6節ウェストハム戦(3-1)で試合終盤に途中出場した。ユルゲン・クロップ監督も遠藤について言及したなか、本人はクラブの公式マッチデープログラムで「守備でも攻撃でも、自分がベストなポジションにいるかどうかを常に意識している」と話している。
リバプールはウェストハム戦の前半16分、コロンビア代表FWルイス・ディアスのスルーパスをウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスがヒールで落とす形となり、走り込んだエジプト代表FWモハメド・サラーがシュートフェイントを入れた際に倒されPKを獲得。これをサラー自身が蹴り込み、先制点を奪う。しかし同42分に相手FWジャロッド・ボーウェンにダイビングヘッドを決められ、1-1の同点で前半を折り返した。
それでもリバプールは後半15分、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの浮き球のパスをヌニェスがダイレクトボレーで叩き込むスーパーゴールを決めてリバプールが勝ち越しに成功する。さらに後半40分、コーナーキックの場面でオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのヘディングの落としを途中出場のポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが押し込んで追加点。同43分から遠藤は途中出場し、最終的には3-1で試合を制した。
現地時間9月27日にリーグカップ3回戦でレスター・シティ、同30日にプレミアリーグ第7節トッテナムと公式戦が続くなかで、遠藤はクラブのマッチデープログラムで、「守備でも攻撃でも、自分がベストなポジションにいるかどうかを常に意識している」と自身のプレーについて語っている。
「攻撃時は、相手のFWとMFの間に入れるか、相手がどうプレッシャーをかけてくるかを考えている。どのチームにもシステムがあるから、どの選手がプレッシャーをかけようとしているのかを見て、自分のポジションを変えたり、ボールをどこに運ぶかを変えるようにしている。守備でも同じ。相手のシステムでどのようにボールを動かすかを見て、どう守るかを考えている」
遠藤はリバプール加入に伴い、クラブ所属歴のあるMF南野拓実(ASモナコ)と連絡を取り合ったと明かし、日本人スタッフが何人かいることなど伝えられたという。
クロップ監督が今後、遠藤をどのように起用していくかにも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)