三笘薫は「ファティを深く理解している」 “新相棒”にバルサ専門メディアも脚光「パートナーシップを築き始めた」
ボーンマス戦で同時起用された三笘とファティが勝ち越しゴールを演出
イングランド1部ブライトンは現地時間9月24日、プレミアリーグ第6節でボーンマスと対戦し、3-1で勝利を収めた。後半頭から投入された日本代表MF三笘薫は2ゴールを決める殊勲の活躍を披露したなか、スペインメディアは新加入MFアンス・ファティと三笘が見せた華麗な連係について「この日本人はファティを深く理解している選手」と取り上げている。
21日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(CL)初戦のAEKアテネ戦(2-3)で先発出場していた三笘は、疲労を考慮されてか、今季初となるベンチスタートに。試合は前半25分に先制点を許すが、同アディショナルタイムにオウンゴールで同点とし、前半を1-1で折り返す。後半頭から三笘と新加入のMFアンス・ファティが投入されると、キックオフ直後の後半1分、途中出場組が魅せる。
敵陣でボールを拾った三笘が左サイドのファティへ展開すると、横パスをMFマフムド・ダフードがフリックし、ペナルティーエリア内へ走り込んだ三笘が再び受けて右アウトサイドのシュートをゴール右隅へと流し込んだ。ファティは今夏の移籍市場でバルセロナからブライトンへローン移籍して間もないが、後半開始からわずか15秒で三笘との見事なパスワークで勝ち越しゴールを生み出した。
後半32分にも三笘がヘディング弾を叩き込み追加点を記録。3-1で勝利を収めたなか、ファティの古巣でもあるバルセロナの専門メディア「FC Barcelona Noticias」は「ファティがブライトンで輝くためにパートナーシップを築き始めた」と見出しを打ち、ファティと華麗な連係を見せた三笘について「この日本人はファティを深く理解している選手の1人で、前半にほとんど危険を生み出さなかった左サイドで優位性を創出した」と取り上げていた。
左サイドを主戦場とする三笘とファティはポジション争いを演じるライバル同士という見方が強まっていたなかで、ボーンマス戦での同時起用で見せた阿吽の呼吸に、海外メディアも新たなホットラインの可能性を見出しているようだ。