久保建英は「ベリンガムを狙う」 得点ランク首位まで1ゴール差…データ向上に現地喝采「彼の爆発力は事実」

ソシエダの久保建英【写真:ロイター】
ソシエダの久保建英【写真:ロイター】

ヘタフェ戦では開始2分で今季4点目をマーク

 スペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間9月24日に行われたラ・リーガ第6節でヘタフェと対戦し4-3で勝利を収めた。日本代表MF久保建英がスタメン出場したなか、開始早々に先制弾を決めた勝利に貢献。スペイン紙「AS」は6戦4発と開幕から好調を維持している久保のデータに注目し、得点王の可能性も触れた。

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 開始早々に久保が結果を出す。前半2分、敵陣でボールを奪うとMFブライス・メンデスがドリブルで相手ペナルティーエリア(PA)内まで運ぶと、並走した久保へラストパス。久保は左足を振り抜き、冷静にゴール左隅へ流し込んだ。

 その後ソシエダが主導権を握る展開が続くも追加点を奪えずにいると、同39分に右サイドからのクロスボールをMFカルレス・アレーニャに頭で合わせられ、同点に追い付かれる。さらに同アディショナルタイムにはPKを決められ、逆転を許し前半を折り返した。後半に入り、同点に追い付きたいソシエダが猛攻を仕掛けると、同16分にメンデスがPA内で倒されてPKを獲得。これを途中出場のFWミケル・オヤルサバルがゴール右隅に決め同点に追い付いた。

 さらに攻撃の手を緩めないソシエダは同22分、ロングスローを送ると相手GKが飛び出すも遠くに弾ききれず、こぼれ球をメンデスが頭で流し込み再逆転に成功。終了間際にも1点を追加したソシエダは1点を返されるも4-3の勝利を収めた。また、久保は前節のレアル・マドリード戦(1-2)に続き、2試合連続フル出場。今季4点目で白星に貢献した。

 開幕から好調を維持する久保。「AS」紙は「久保、ベリンガムを狙う」と得点王が射程圏内であるという見出しを打って、「日本人アタッカーはスペインに来て以来最高の成績を残している。得点王とは1ゴール差」と報道。現在5ゴールで得点ランク首位を走るジュード・ベリンガム、ロベルト・レバンドフスキ、アルバロ・モラタとわずか1ゴール差につけている。しかも今のところ90分で平均0.75ゴールを挙げており、「飛躍的に向上している」と同紙は評価。9ゴールした昨季でも90分あたり0.33ゴールだった。

 アシスト数も向上しており、「これらすべては日本人選手が自分自身を超えるという挑戦をやめず、行動の1つ1つがさらに決定的となり、レアル・ソシエダの攻撃のリーダーになるまでに至ったことを意味している。彼の爆発力は事実であり、リーグで最も重要な選手の1人になった。久保はすでに我が国のスターであり、数字でもそれを裏付けている」と賛辞を述べていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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