久保建英、来季レアル構想入りの可能性を現地メディア指摘 「リストに挙がっている」
6試合で4ゴール1アシストの活躍、ソシエダ久保の動向に古巣レアル熱視線
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月24日に行われたラ・リーガ第6節のヘタフェ戦(4-3/ホーム)で先制点をマーク。6試合で4ゴール1アシストと特筆すべき活躍を見せるなか、現地メディアは古巣レアル・マドリードの来季構想入りの可能性に言及している。
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ソシエダ在籍2シーズン目を迎えた久保は、今季開幕から好パフォーマンスを示す中で、ヘタフェ戦でも早速輝きを放った。前半2分、敵陣でボールを奪ったMFブライス・メンデスの右外側を並走すると絶好のパスが送られ、左足を振り抜いて鮮やかにゴールを奪った。
今季4点目を奪った久保は、5ゴールで並ぶFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)、FWロベルト・レバンドフスキ(FCバルセロナ)、MFジュード・ベリンガム(レアル)に次いで、得点ランク4位タイにランクイン。その勢いはとどまる気配を見せていない。
そうした活躍ぶりに、古巣のレアルが目を光らせているとクラブ専門メディア「Defensa Central」が伝えている。記事では「来シーズンに向けて、獲得したい選手と優先順位の異なる選手のリストを作成している最中だが、当初は見送られていた名前の1人が、ゴールという観点から候補に挙がっている」と指摘され、それが久保だという。
今夏にFWカリム・ベンゼマが退団して以来、レアルが直面する課題の1つが前線のタレント不足だ。昨季リーグ10得点のFWヴィニシウス・ジュニオールが怪我で離脱中という状況もあり、すでにストライカーやアタッカーの強化が求められ、貧弱な選手層の強化を図りたい意向を持つ。
記事では「フロレンティーノ・ペレス会長率いる取締役会は、ピッチ上における最後の3分の1の人員不足を軽減するためにタケ・クボとの契約をそう簡単には排除しない」と綴られ、来季の構想入りを果たす可能性を指摘。来夏にはエスパニョールから1年間の期限付き移籍で加入したFWホセルとの契約が切れることも、久保獲得を後押しする要因になり得るとしている。
昨夏、久保はレアルからソシエダへ5年契約で完全移籍したが、関係性が完全に絶たれたわけではない。ソシエダが将来的に売却する場合の専売権(他クラブがソシエダにオファーを出した場合、それと同じ条件で優先的に購入できる権利)および、移籍金50%のキャピタルゲインを得る権利を保持しているとされるなか、今後どのような動きを見せるだろうか。