トッテナム韓国エースFWソン・フンミンに英喝采 「ケインなしで輝く」31歳に止まぬ賛辞
アーセナル戦で2得点、主将マーク付けチーム牽引する働きに英賛辞
イングランド1部トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは今季からチームのキャプテンに就任。イングランド代表FWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)を失ったチームの大黒柱となっており、アーセナルとのノースロンドンダービーでの2得点でチームを救ったなか、進化を続ける31歳のエースを英国メディアが称賛している。
本来は左サイドを主戦場としていたソン・フンミンだが、ケインが抜け、ブラジル代表FWリシャルリソンが本調子にないなかで、アンジェ・ポステコグルー監督からセンターフォワードとして起用されている。すると、第4節のバーンリー戦(5-2)でハットトリックを達成。さらに、2-2の引き分けに終わった9月24日のアーセナル戦でも2得点をマークするなど、昨季は10得点と苦しんだが、新たなポジションで得点フォームを取り戻している。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」はアーセナル戦のソン・フンミンの採点で、MFジェームズ・マディソンと並ぶチームトップタイの9点を付け、「昨季から変貌を遂げた。2つの正確なフィニッシュで、すでに昨季の10得点の半分に到達した」と今季のハイパフォーマンスを称えている。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」も「スーパー・ソンがケインなしで輝く」とその活躍を伝え、「もしソンの素晴らしいフォームとポジティブな影響力がこのまま続けば、スパーズは成功のシーズンとなるだろう」とトッテナムの成功の鍵を握る存在として特筆していた。ケインという最高のパートナーを失ったが、キャプテンとしてチームをまとめつつ、ゴールを量産する姿は選手としての進化を印象付けている。
ポステコグルー監督も「彼はリーダーとしても選手としても傑出している」と称賛を惜しまない。ケインという絶対的なエースを擁してもタイトルには手が届かなかったが、新キャプテンのソン・フンミンがトッテナムを栄光に導くことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)