伝説の一撃を再現! ファン・ペルシー彷彿、マンUブルーノのダイレクトボレー弾を英絶賛「ファンタスティック」
1-0でバーンリーに勝利
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは現地時間9月23日のプレミアリーグ第6節のバーンリー戦(1-0)で背後からのロングボールをダイレクトで合わせる圧巻のボレーシュートで決勝点を挙げ、低空飛行の続いていたチームに待望の白星をもたらした。クラブOBの元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏の伝説の一撃を思い起こさせる一撃には賛辞が寄せられている。
プレミアリーグの開幕5試合で3敗(2勝)を喫するなど苦しむ中で19位バーンリーとの一戦を迎えたユナイテッド。前半25分にコーナーキックからDFジョニー・エヴァンスがヘディングでネットを揺らすも、相手GKの目の前にいたFWラスムス・ホイルンドがオフサイドを取られ、ノーゴールとなった。
しかし、前半終了間際の45分、エヴァンスがセンターサークル付近から左足で前線へロングフィードを送ると、これが最終ラインの背後に抜け出したブルーノの足元にピタリ。ポルトガル代表MFはエリア内右から右足のダイレクトボレーで合わせ、シュートをゴール左隅に突き刺した。
このゴラッソが決勝点となり、ユナイテッドは1-0で勝利。UEFAチャンピオンズリーグも含めて3連敗中だったが、キャプテンのブルーノの活躍によって悪い流れをようやく断ち切った。
英公共放送「BBC」は「ブルーノ・フェルナンデスのゴールにファン・ペルシーの面影」とゴールについて特集。2013年のアストン・ビラ戦でファン・ペルシー氏は元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏のロングボールから左足のダイレクトボレーでゴールネットを揺らした。この試合でファン・ペルシー氏はハットトリックを達成し、さらにユナイテッドが20度目のリーグ優勝が決めたこともあり、このゴールは今も語り種となっている。ゴールまでの距離や角度には違いがあるものの、背後からのロングボールをダイレクトで合わせる構図は両者ともに一致しているだけに、注目を集めることになった。
元選手たちもブルーノへの賛辞を惜しまない。元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏は「我々は今季のベストゴールの1つを目の当たりにした。あのテクニックを使うのがどれほど難しいか。バーンリーのGKにできることは何もなかった。ファンタスティックだ」とシュートの難易度の高さを強調して、ブルーノを称えた。
また、英国のスポーツチャンネル「TNTスポーツ」では元ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏が「テクニック、正確さ、パワー。完璧な一撃だった」とブルーノの技術の高さを強調。元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏も「ファン・ペルシーのゴールを覚えているかい? あのレベルではなかったかもしれないが、美しいテクニックだった」とやはりファン・ペルシー氏の伝説のゴールを想起させるものだったと語っていた。