C大阪とのホームゲームで、香川真司との再会が実現

　J1首位ヴィッセル神戸は9月23日のリーグ第28節・セレッソ大阪戦を1-0で制し、24日に鹿島アントラーズ戦を控える2位横浜F・マリノスとの勝ち点差を4に広げた。今月に加入したばかりの元スペイン代表MFフアン・マタはベンチ入りも出番なしに終わったなか、試合前のあるワンシーンが反響を呼んでいる。

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　ノエビアスタジアム神戸で行われた一戦は、白熱の攻防が展開。互いにゴールに迫りながらも決め手を欠き、両チーム無得点で迎えた後半14分、DF初瀬亮のロングパスに反応したMF佐々木大樹の得点で首位・神戸が試合の均衡を破った。これが決勝点となり、2位横浜FMとの優勝争いで一歩リードしている。

　今月3日に正式加入したマタは、前節のサンフレッチェ広島戦で途中出場しJリーグデビュー。C大阪とのホームゲームではベンチ入りも出番なしに終わった。そんななか、神戸の公式SNS上では試合前のあるワンシーンが公開。映像に収められたのはC大阪MF香川真司とタッチライン際で親しげに肩を組み、挨拶をかわす様子だった。

　両者はイングランド1部マンチェスター・ユナイテッド在籍時の2013-14シーズンに共闘。マタは神戸加入時、香川について「人としても素晴らしい。一緒に過ごした時はいつも礼儀正しく、すごく私や家族に対して良くしてました」と、34歳の日本人アタッカーへの印象を明かしていた。

　Jリーグでプレーすることになり「彼と会うのを楽しみにしています。また近くに対戦があるのでユニフォーム交換できれば嬉しい」と、再会を待ち望んでいることを語っていたなか、C大阪とのホームゲームで実現。SNSにアップされた動画にはピッチから選手通用口まで会話しながら進み、互いの健闘を祈るような様子が収められた。

　ファンからは「胸アツ」「涙腺ゆるむ」「これはエモい」「感動の再会」といった声が寄せられ、かつて名門ユナイテッドで切磋琢磨した日本とスペインの両アタッカーによる再会場面が反響を呼んでいた。